従業員の交通事故と企業リスク
従業員の交通事故と企業リスク
商品詳細
交通事故を起こした従業員の責任とは
ドライバーの義務として、業務で社用車を運転する場合には、会社の代表として、ハンドルを握っているという自覚と責任を持って、安全運転に徹する事が大切です。企業にとって、発生率も高く、影響度も大きな交通事故は最大のリスクといえます。交通事故を起こした従業員本人が負わなくてはならない「社会的・道義的責任と法的責任」「企業の損失」についてわかりやすく解説します。
【内容】
中堅デザイン会社の若手営業部員、永井利雄(25歳)が、新規取引先に社用車で向かう途中、
交差点で左折を開始した直後不注意から、直進しようとした主婦の自転車と接触事故を起こしてしまう。
被害者は足に打撲を負い、頭を強打した可能性もあるという。
病院に謝罪に訪れた、永井と上司の木下課長に対し、「覚えておけよ、家内にもしものことがあったら俺は一生お前を許さない」と被害者の夫から一喝される。
被害者が危篤におちいる夢にうなされ、飛び起きる永井。永井の起こした交通事故はやがて永井の周囲をも巻き込んでゆく。
噂は一人歩きを始め、風評被害による取引先からの相次ぐ取引解消の申し出。ネットによる悪意のある書き込み等。
事故から半年後、心配された後遺症もなく、示談も成立し、永井は再び通常の業務に戻ることができた。
永井は決意を新たにする。
「今回の事故で、当事者やその家族はもちろん、会社にも多大な迷惑をかけることが分かりました。そうならないためにも、安全運転に徹すること。そして社会を背負って運転しているのだという自覚を絶えず持つこと、そう肝に銘じました」
○交差点での左折、自転車との接触事故
○風評被害
○再発防止に向けて